家事の負担を減らす!住宅収納スペースの3つのチェックポイント

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多くの方が抱える、収納にまつわる問題。
「片付けるのが苦手だから部屋が散らかってしまう」と思っている方もいますが、実は収納問題の原因の大半は住宅にあります。実際に収納スペースが十分ある家に住んでいた時にはスッキリ片付いていたのに、収納があまりない家に引っ越した途端にどうにも片付かなくなってしまったケースもあります。
そこで今回は、マンションや戸建て住宅購入時の収納スペースのチェックポイントをご紹介します。

十分に収納できれば、家事の負担が減るかも!

 

収納スペースは住宅の販売価格や住戸面積を抑えるために省かれてしまったり、十分なスペースが確保されていなかったりすることが多くあります。あらかじめ十分な収納がなければ自分で工事を依頼したり、収納家具を購入したりして対応しなければなりません。すると、かえって費用がかかることもあります。

 

一方で適切に収納設計された住宅を選べば、「何を」「どこに」「どのように」片付ければよいかわかりやすく、モノの管理がしやすくなります。その結果、掃除や片付けなどの家事の負担が減らせることも。
「マンション・戸建て」「所有・賃貸」にかかわらず、新しい住宅をご検討中なら収納について以下の3つのチェックポイントに着目してみてください。

チェックポイント① 部屋ごとに使うものの収納スペースがあるかどうか

 

収納スペースの1つ目のポイントは、最短の導線でモノの取り出しができるかどうかということです。“使いたい場所”の近くに“使うもの”の収納スペースがあるかどうかチェックしましょう。

 

●寝室
眠るだけでなく着替えをすることもあるので、寝室内に十分な衣類の収納スペースがあるとよいでしょう。オールシーズンの衣類を収納できる大きさのクローゼットがあれば、季節ごとに衣類の入れ替え作業をする必要がなくなります。

 

●玄関
靴や傘以外にも、ベビーカー・スーツケース・子どものスポーツ用品・犬のお散歩グッズなど屋外で使うものが収納できるスペースがあればよいでしょう。汚れたものを洗ってから室内に持ち込むなどの手間を減らすことができます。

 

●キッチン
食器や調理器具の収納のほかに、食品やキッチン周りで使う消耗品をストックするパントリーがあるとよいでしょう。

 

●洗濯、洗面所
タオルや洗濯用の洗剤・浴室で使うシャンプーなどのストックのほか、物干しハンガーや洗濯バサミなど洗濯物を干す際に必要になるものをまとめて収納できるスペースがあるとよいでしょう。

チェックポイント② 持ち物の量に見合った収納スペースがあるかどうか

 

次にチェックしたいのが、各収納スペースの容量です。
もし収納スペースの容量が十分でなければ、モノを分散して収納しなければなりません。すると、モノの管理が煩雑になります。家族の持ち物の量に見合う収納スペースがあるかどうかを部屋ごとにチェックしましょう。
特に溢れやすい、「食器」「調理器具」「掃除用具」「買い置きのストック」「衣類」「靴」の収納スペースは要確認。造り付けの収納にきちんと片付けられるか、事前に検討しましょう。

 

しかし、ライフスタイルや趣味嗜好によっては、造り付けの収納スペースだけでは対応できないことがあります。例えば、子育ての一時期だけに必要なものや趣味でコレクションしているものは、収納家具を追加して対応することも多いものです。造り付けの収納以外に収納家具を使いたい場合は、事前に部屋の中のレイアウト・スペースを考えておきましょう。

 

モノをたくさん持つということは、保管するための家賃や土地の面積も必要になるということです。こだわりのないものは処分して減らすか、シェアリングサービスなどを利用できないか検討してみましょう。

チェックポイント③ モノを少ない動作で取り出せるかどうか

 

収納スペースの3つ目のポイントは、片付けたいものと収納スペースの奥行きが合っていることです。

 

例えば、押入れは布団のサイズに合わせて設計されているもの。そのため、書籍やハンドバックなど奥行きの小さいものを収納するのには向いていないのです。ほかに納屋の場合、ロードバイクやサーフボードなど大型のスポーツ用品などを収納するには便利です。しかし、細々とした雑貨や備品の買い置きなどを収納するなら、新たに収納棚を置くなど工夫が必要になります。

 

押入れ・納戸・ロフト・屋根裏収納などの大型収納があれば安心しがちですが、広いがゆえにモノを詰め込みがちです。モノを詰め込みすぎると出し入れするのに時間がかかったり、整理する手間が増えたりします。モノと収納の奥行きを合わせ、できるだけ少ない動作で出し入れできることが家事負担への一歩です。

 

 

収納の設計が行き届いていれば、モノは最短ルートで収まるべき場所に片付きます。しかし収納が十分でない場合は、片付けに手間がかかってしまいます。
収納スペース自体が不足している場合には、どう頑張っても片付きません。まずはその点を認識して、『片付けやすい収納付きの住宅』を選んでみてください。
自力でチェック・判断するのが難しい方は、整理収納アドバイザーやインテリアコーディネーターなどプロに相談するのも一つの方法です。

 

 

 

執筆者:秡川 寿美礼(はらいかわ すみれ)
インテリアコーディネーター
(有)エル ・エル・プランニング代表。それぞれのライフスタイルに合わせた暮らしやすい住まいづくりやインテリアコーデイネートを提案している。
URL:https://www.llplanning.co.jp

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