マイホームを守る!FPに聞く自分に合った火災保険の入り方

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火災保険は、災害や火災によって損壊した住宅の改修費用を補償する保険です。

火事・落雷・洪水・風災・雪害の他、給排水設備の破損・水漏れなど、万が一の事態に備えるには火災保険への加入が必要不可欠です。

 

加入に関して困るのが「どの会社のどのような補償内容に加入するべきなのか」。

なんとなく決めてしまうと、保険料の払い過ぎが発生したり、保険金がおりなかったり、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。

 

自分に合った火災保険に加入するには、最低限の内容・加入方法について理解しておく必要があります。

 

1.火災保険

 

暮らしとお金に詳しい、大阪のFP事務所LBプランニング代表、ファイナンシャルプランナーの中野敦成さんに「自分に合った火災保険の入り方」について伺いました。

 

 

 

多様な補償が魅力!火災保険とは?

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火災保険とはどのような保険なのか?

まずは、その全体像について中野さんに伺いました。

 

現在の一般住宅の火災保険は、家庭総合保険というカタチでパッケージされていて、さまざまな補償を含んだ内容になっています。災害による建物の損壊に関して補償を受けることができる他、騒擾や労働争議に伴う暴力や破壊行為にも対応します

 

火災のみならず、建物の損壊を幅広くサポートする火災保険。

さまざまな会社から販売されていますが、基本的には以下の7つに分類されると中野さん。

 

・火災・落雷・破裂・爆発による損壊

・風災・ひょう災・雪災による被害

・盗難による通貨などの被害

・物体の落下・飛来・衝突による建物の損壊

・水漏れによる被害(給排水設備の故障など)

・騒擾や労働争議に伴う暴力・破壊行為による被害

・水災による被害

 

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プランの内容は、7つすべての補償を含んだもの、すべての補償から水災の補償が抜かれたもの、火災・風災・盗難など必要最低限な補償だけのもの、の3つのプランを出している保険会社が多いとのこと。

保険会社ごとの違いに関しては、加入できる特約に特徴があります。

 

基本的な補償内容は、そこまで大きく変わりません。違いがでるのは特約の部分で、建物や家財が損害を受け、損害保険金が支払われる場合に、損害保険金とは別に支払いがされる臨時費用特約や建物の電気系のトラブルを補償するものなどさまざまです。加入する火災保険を決める際には、どんな特約を付加するかを吟味する必要があります

 

どのようなプランにどのようなオプションを付与するか。

それが火災保険を選ぶ際に大切なポイントだと中野さん。それでは、どのようなポイントに注意して加入する補償を考えるべきなのでしょうか?中野さんに詳しく伺いました。

 

 

 

ハザードマップや住宅のタイプから補償内容を決める!

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プランに関して中野さんのおすすめは、すべての補償が含まれたプランと水災を省いたプランのどちらか。

どちらを選ぶかは、住宅付近のハザードマップを確認することで見えてくるといいます。

 

火災保険の相談を受けた際、まず相談者様が住む地域のハザードマップを確認します。ハザードマップには、洪水が起こった際の浸水予想区域や浸水深が掲載されています。住んでいる場所が浸水予想区域に入っているのであれば、水災補償が含まれたプランへの加入をおすすめします。逆に、浸水区域から外れている場合は、水災補償が含まれないプランでもかまわない場合があります

 

万が一浸水区域から外れていても、山側の斜面に建っている住居は、土砂崩れの危険性があります。

土砂崩れによる被害は水災によって補償されます。そのため、山側の斜面に建っている場合、浸水区域外でも、水災が含まれたプランがおすすめです。

 

水災のありなしによって、20~25%程度の保険料の違いが生まれます。例えば、マンションの5階とか、10階に住んでいる場合、洪水の被害に遭遇する可能性は極めて低いですよね。にもかかわらず、水災が含まれたプランを組んでいると、それだけで保険料を20%も払いすぎていることになるんです。加入前に、住む地域で起こりうる災害について理解しておくことが、上手な火災保険の入り方です

 

 

 

補償金額と忘れずにチェックしたい家財の補償!

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火災保険の補償金額は新築費単価表を基準に設定されます。

新築費単価表は1平米の建築費用のことで、新築単価表✕ご自宅の平米数がその家の補償金額になります。

 

1平米ごとの建築費用は、地域や建物の構造によって変わります。新築単価✕平米数とプラスマイナス30%程度で補償額を設定するのが一般的です。実際にかかった建築費用などを参考にして保険金額を決めましょう」

 

マンションや建売住宅を購入された場合、その購入金額に対して補償額が低すぎることを心配される方がいますが、火災保険はあくまで建物や家財に対しての保障となるため、土地などを含めた購入金額とは異なったものになります。補償額を必要以上に大きくしてしまうと保険料の払い過ぎにつながるので注意しましょう

 

また、建物と家財は別々に加入する必要があると中野さん。

火災や洪水では、建物と同時に家財も失うことが予想されます。補償の対象が建物だけでよいのか、家財の補償も必要なのかを検討して加入しましょう。

 

 

 

特約と地震保険で安心の補償内容へ

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マンションを購入した場合、忘れずに加入しておいたほうがよいのは個人賠償責任保険特約。

 

基本プランの内容で補償されるのは、ご自身の住まいのみであり、水漏れなどが原因で階下の方にも被害が及んだ場合、その損害を賠償しなくてはいけなくなります。

 

マンションなどの集合住宅を購入する方は、火災保険に加入する際に、個人賠償責任保険特約への加入を検討しましょう。

 

ただし、個人賠償保険特約は自動車保険や傷害保険など、火災保険以外の損害保険に付加されている場合があります。内容が重複してしまうと保険料が無駄になってしまうため、特約を選ぶ際には、ご自身や家族が加入している保険を確認して、内容の重複に注意しましょう

 

さらに、火災保険に加入する際に合わせて検討したいのが地震保険への加入です。

火災や津波など、地震による二次災害は火災保険では補償されません。

 

地震保険は原則火災保険とセットで加入する必要があり、単独では地震保険には加入できないと中野さん。火災保険に加入する際には、地震保険への加入も検討しましょう。

 

7.火災保険

 

 

中野さんによると、自分に合った火災保険に加入するには、大きく分けて以下のようなポイントに注意しつつ、数社から見積もりを出してもらうのが最適とのこと。

 

・住む地域のハザードマップをチェックして水災補償の有無を決める

・その他の保険との重複チェックを行いながら、住まいにあった特約を付与する

・家財補償・地震保険への加入

 

火災保険の加入でお悩みの方は、これらを参考に自分に合った火災保険に加入しましょう。

 

 

 

大阪のファイナンシャルプランナーFP事務所LBプランニング

代表 中野敦成

 

プロフィール

2005年4月から独立ファイナンシャルプランナー事務所LBプランニングを開設。ファイナンシャルプランナーとして、生活設計のアドバイス、コンサルティングを行っている。資産運用方面では、近代セールス、BIGLOBEマネー、大阪市信用金庫などでの執筆や労働組合、FP向け勉強会での講師を務める。

個人の資産運用アドバイス、資産管理などを行う。NHKニュース番組『ニューステラス関西』など、メディアの出演実績も豊富。

 

URL

http://www.lbplan.net/

 

 

 

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