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はじめての方でも安心して選べる!FPに学ぶ「住宅ローン」のイロハ

住宅ローンは一度契約すると、30年以上の付き合いになることもあるため、住宅ローン選びには誰もが慎重になるもの。

それでは、自分に合った過不足のない住宅ローンに加入するのには、どのような部分に注意する必要があるのでしょうか?

 

今回は、さまざまな方の住宅ローン選びをサポートしてきた、大阪のFP事務所LBプランニングの中野敦成さんに、はじめての方でも安心して選べる、住宅ローン選びのイロハについて詳しく伺いました。

 

住宅ローンの種類とは?

 

住宅ローンとは、本人または親族の住まいを購入するための融資。何千万という物件購入費やリフォームにかかる費用を金融機関から借り入れ、期間を定めて月々返済していく制度です。

 

手元に物件を購入するための費用がなくても、融資を受けることで高額なマイホームを購入できます。必ず金利がつくのが特徴で、元本に利息を加えた金額を月々支払う必要があります。住宅ローンを選ぶ際の最初のキーとなるのが、金利の高さです。

 

金利が高ければその分支払う金額が増えるため、多くの人ができるだけ低い金利の住宅ローンを選びたいと考えます。住宅ローンの種類には大きく分けて3つの種類があり、それぞれ金利の定め方が異なっているのが特徴です

 

住宅ローンの種類は以下の3つ。

 

・全期間固定型
融資を受けた時点から金利が変わらず、返済額も変わらないタイプ。メリットは返済額が常に一定であること。デメリットは変動金利に比べると金利が高いこと。

 

・変動金利型
金利の変動に合わせて、返済額が変わるタイプ。メリットは金利が低いこと。デメリットは金利の変動によって月々の返済額が変わってしまうこと。

 

・固定期間選択型
2年、3年、5年など、固定金利の期間を設けるタイプ。固定期間終了後は、そのときの残債、金利で改めて支払い方法を決定します。メリットはライフプランや資金計画に合わせて、一定期間返済額を固定できること。デメリットは固定期間終了後、金利が上がる可能性があることです。

 

金利のタイプから考える住宅ローンの選び方とは?

 

全期間固定型、変動金利型、固定期間選択型という3つの種類がある住宅ローン。

どのタイプを選ぶかは、その方のライフプランや収入状況によって異なります。

これら3つの中から住宅ローンを選ぶには、どのような点に注意する必要があるのでしょうか?

 

3つの中で、一般的に最も金利が低いのは変動金利型の住宅ローンです。返済スタート時点の金利を抑えたい方にとっては、このタイプが適しているといえます。金利の低さよりも金利の変動によって月々の返済支払額が増えるのを避けたい方は、固定金利型が適しています。期間を設けて金利変動の影響を避けたい方には、固定期間選択型が適しています

 

中野さんによると、この3種類の中で最も選ばれやすいのは変動金利型の住宅ローンだといいます。

他の2つに比べて、金利が低いのがポイント。将来、金利が上昇した場合に月々の返済額が上がるかもしれないデメリットがあるものの、低金利が続くならば固定金利を選択した場合と比べて返済額を低く抑えられます。

 

安さよりも月々の返済額の変動を避けたい方には固定金利型。返済額を抑えつつ借入れ当初の一定期間だけ返済額を固定したい方には、固定期間選択型の住宅ローンも選択肢の中のひとつです。

 

住宅ローンに加入する前に、自分に合ったタイプを選びましょう。

 

住宅ローン、加入までの流れをご紹介!

 

自分に合った住宅タイプが決まったら、次に加入の申し込みを行います。

借り入れ額が数千万の規模となる住宅ローンは、加入のために審査を受ける必要があります。申し込みから加入まで、どのような流れで進んでいくのでしょうか?加入までの流れを中野さんに伺いました。

 

一般的な住宅ローンでは、事前審査と本申込の2回の審査があります。物件や借入れする本人様の収入、勤め先や勤続年数などをチェックして支払いが可能かどうかを審査します。審査に通った場合は融資実行となりますが、審査が通らなかった場合は融資を受けることができません

 

①事前審査(1~7日程度)
②本申込み(3~14日程度)
③金銭消費貸借契約
④融資実行

 

借り入れが可能かどうかを判断する2つの審査。事前審査では契約金額・借り入れ希望金額・返済期間・物件情報を提出して、申込者の収入や資産で物件の購入に支障がないかどうかを確認します。

本申込では不動産会社との契約書類や証明書類などを提出して、実際の融資額などを決めて再度審査が行われます。

 

2回の審査を通過すると、借り入れを受けることができます。

万が一審査に通らなかった場合、その理由について金融機関から教えてもらうことはできません。

 

住宅ローン加入前に知っておきたい「団体信用生命保険」とは?

 

一般的な金融機関の場合、本申込みの際に団体信用生命保険(団信)への申込みも行い、団信への加入の可否を確認します。

 

住宅ローンを組んでマイホームを購入した後、ローンの借主が亡くなってしまって返済ができなくなってしまうと、遺された家族の住まいがなくなってしまうかもしれません。団信は借主が亡くなったり高度障害になったりした場合に、その時点での残債を保険金で支払う仕組みです

 

住宅ローンによっては、団信の加入が条件となっている商品もあります。団信の加入が融資の条件の場合、保険料が金利に含まれているのが一般的です。加入が任意の場合には、保険料は別途必要になります。

 

最近では、団体信用生命保険にがんや三大疾病などに備える保障の付いたタイプの団信もあるとのこと。

住宅ローンを選ぶ際には、どのような保障がついているかも確認しましょう。

 

金融機関選びは利便性も考慮して

 

住宅ローン選びの注意点として、利便性の高い金融機関を選ぶことも大切だと中野さん。

給料口座と同じ金融機関であれば、新しく返済用の銀行口座を開設したり毎月返済用の口座に入金したりする必要もないため、返済時の手間を省くことができます。

 

「窓口に行かなくても手続きができるネットサービスがあるかどうか。」

「もしも窓口に行かなければならない場合、自宅の近くに店舗はあるのか。」

などなど、住宅ローンは長く支払い続けることになるため、利便性についても考えて住宅ローンを選びましょう。

 

住宅ローンを選ぶ際は、金利の低さだけでなく、金利タイプ、団体信用生命保険の種類、利便性など総合的に考慮して、自分に合った住宅ローンを選びましょう。

 

 

 

大阪のファイナンシャルプランナーFP事務所LBプランニング
代表 中野敦成

 

プロフィール
2005年4月から独立ファイナンシャルプランナー事務所LBプランニングを開設。ファイナンシャルプランナーとして、生活設計のアドバイス、コンサルティングを行っている。資産運用方面では、近代セールス、BIGLOBEマネー、大阪市信用金庫などでの執筆や労働組合、FP向け勉強会での講師を務める。
個人の資産運用アドバイス、資産管理なども行う。NHKニュース番組『ニューステラス関西』など、メディアの出演実績も豊富。

 

URL
http://www.lbplan.net/

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